よくある質問
集塵機について
- 集塵機の種類は?
-
一般粉塵用集塵機、中型・大型集塵機、爆発性粉塵用集塵機、湿式集塵機があります。
専用機として、ヒューム用集塵機やオイルミスト用ミストコレクタもラインナップしています。
さまざまな産業で環境保全の役割を担う集塵機です。お問い合わせください。
- 集塵機とは?
-
空気中のあらゆる粉塵を吸引して、集塵機内でろ過をしクリーンな空気だけを排出する機械のことを言います。
- 特化則改正したの?
-
令和3年4月より溶接ヒュームが特定化学物質障害予防規則(特化則)の特定化学物質(管理第2類物質)として規制の対象となりました。
屋内作業場で金属アーク溶接等作業を継続して行う場合 屋外作業場で金属アーク溶接等作業を行う場合 換気塔の措置 全体換気装置以上の措置
(個人ばく露測定の結果、必要な換気量を確保することが必要)規制なし 作業環境測定 作業環境測定の義務はないが、個人ばく露測定が必要
(作業環境測定士が行うことが望ましい)規制なし 作業主任者 選任が必要 選任が必要 呼吸用保護具 個人ばく露測定の結果に基づき有効な呼吸用保護具の選択、
使用が必要有効な呼吸用保護具の着用が必要 特殊健康診断 特定化学物質による特殊健康診断のほか、
じん肺法に基づく健康診断が必要特定化学物質による特殊健康診断のほか、
じん肺法に基づく健康診断が必要
- 粉塵爆発とは?
-
空気中の可燃性固体微粒子が着火源が存在したため引火し、爆発燃焼を起こした現象で、急激な発熱や空気の膨張で、
火災と爆発を起こすことを言います。
粉塵爆発は3つの条件が揃った時に発生します。①粉塵の粒子が微粉の状態で、空気中に一定の濃度で浮遊していること
②発火源が存在すること
③空気中に十分な酸素が存在していること
- 粉塵爆発の着火源って何が考えられる?
-
①マッチ、ライター、たばこ等の裸火
②ベルトコンベアや滑車等における摩擦熱
③機械の局部摩擦による加熱発火
④モーターのスイッチ、配線等電気設備の損傷によるスパーク火花
⑤粉砕機やロール機に異物が混入したことによる衝撃火花
⑥溶接、溶断、ハンダ付等作業時に発生する火花
⑦静電気による放電火花
⑧サイロや工場内での自然発火
以上が考えられます。
- 粉塵とは?
-
粉体工学では一般に粒体(数10cm~数10μⅿ)、粉体(数10μm~3μm)、微粉体(3μm~0.3μm)超微粉体(0.3μm~1nm)と呼ばれており、粉体の中でも直径がおおよそ500μm以下の粉体を慣用的に粉塵と呼びます。
また、国際標準化機構の規定では、粒径が75μm未満の固形浮遊物を粉塵と定義されています。
- 集塵機って定期点検が必要?
-
局所排気装置、プッシュプル型換気装置、除塵装置は労働安全衛生法の規定に基づき、1年以内ごとに1回定期的に自主検査を行うことが義務付けられています。
- 集塵ダクトの点検の方法は?
-
ダクト内部の目視点検はできませんので、ダクトを軽くたたき内部に粉塵が蓄積していないか確認します。
ダクト内部にダストの蓄積があった場合には、たたいた時に少し重い音がします。
また、摩耗や腐食で穴が開いている箇所がないか、ダクト接合部のボルトのゆるみはないか等の確認もしてください。
- 爆発圧力・圧力上昇速度試験とは?
-
最大爆発圧力及び圧力上昇速度を測定し、(独)労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所の示す「爆発圧力放散設備技術指針」に基づいた爆発危険等級St0、St1、St2、St3に分類します。
St0は爆発しないので一般集塵機で対応できます。St1、St2は爆発の激しさが弱、強となるため粉塵爆発対策型の集塵機の設置が必要です。St3については爆発の激しさが激となるため湿式集塵機のご提案となります。
- ダストの排気漏れ対策は?
-
ろ布の破れや取付不良等でダストの排気漏れが起こります。至急ろ布の交換をしてください。
集塵機の排気側にセンサーを設置し排気の含塵濃度を常時監視する【ダストモニタ】(測定値の外部出力が可能)予め設定した値を超えると警報信号が出る簡易タイプの【ダスチェック】と排気含塵濃度の監視もご提案します。
- 集塵フードの形状は?
-
プッシュプルフード、トルネードフード、シャッター付きフード、ステンレス製リングフードなどラインナップしています。また、お客様のご要望に合わせたフードも設計製作致しますのでご相談ください。
- 既設集塵機の火災予防ができる?
-
100%火災が起こりませんとは言えませんが、集塵機手前に湿式チャンバー、セラミックチャンバー、プレダスタ等用途に合わせた前処理装置をラインナップしています。
着火源となる熱エネルギーを取り除くため火災対策として有効な方法と考えます。
- 集塵機は屋外に置いて大丈夫?
-
中型、大型集塵機は基本的に屋外仕様になっています。
小型汎用集塵機は基本的に屋内仕様が標準となっていますが、屋外対応の仕様もございますのでご相談ください。
- ミストは捕集できるの?
-
水溶性のミストコレクターがございます。空気中の比較的大きなミストを1次フィルターで捕集し、微細なミストを2次フィルターで分離します。オプションですがアフターフィルターを取り付けることで高濃度ミストの捕集に効果を発揮します。1次、2次フィルターは水洗いできるので経済的です。
- 集塵機火災が起こったらどうすればよい?
-
火災対策実施していない集塵機については集塵機内部の可燃物が燃え尽きるまで何もできません。
燃えている最中に扉を開けることは、バックドラフトが起こる可能性がありますので絶対にしないでください。
難燃性フィルター、火災検出システムや出入口遮断ダンパー、不活性ガス吹込み装置等の様々な火災対策アイテムと制御を組み合わせることで万が一の火災も早急に検出し、火災の被害を最小限に抑えることができますのでご相談ください。
- 揮発性有機化合物(VOC)対策は?
-
公害の原因となるVOCや有機系悪臭成分を燃焼分解し無害化する排ガス浄化装置がございます。
蓄熱技術を組み合わせることで省エネ運転を実現します。ご相談ください。